圧力鍋は肉を美味しくする

こないだ作ったポトフ。
エライ美味かった。
普通の鍋で作ったソレとくらべて明らかに味が上。
これまでのように煮込んだりしてないのに。
料理にかけた時間も短かったのに。
何がドウ違う?


こないだのポトフを食べてみて思ったのは
「肉が格段に美味くなった」ってこと。
使った肉はいつも行くスーパーの棚に並んでいるもの。
肉そのものは特に変わってない。
変わったのはソノ食感。
口に含めばトロトロと溶けてしまう肉。
その「食感」が「美味い」と感じる理由だろう。
肉が柔らかくなったことが、「美味い」と感じることにつながった。
圧力鍋が肉をトロトロに柔らかくした結果、肉が美味くなる。
つまり
「圧力鍋が肉を柔らかくした」
なぜ?


肉は膜におおわれてます。
その膜の主成分はコラーゲン。
このコラーゲンの膜を溶かしてやれば、肉は柔らかくなるの。
膜が溶ければ筋繊維がほぐれやすくなり、柔らかい肉になる。
では、コラーゲンの膜はドウすれば溶けるのか?
答えは「nhkためしてガッテンの水炊き」の回にあった。
以下、抜粋。

(肉に含まれる)コラーゲンは、加熱温度が高いほど、また加熱時間が長いほど、溶ける効果は高くなります。専門家によれば特に80℃以上で溶ける量が多くなると考えられています。

注意していただきたいのは、水中じゃないとコラーゲンは溶けない、ということです。

また、鶏肉だけではなく、牛や豚でも同じように柔らかくなります。本来かたい「筋肉」でも煮込むと柔らかくなるのは、筋がコラーゲンを非常に多く含んでいるためです。

http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080109
つまりね、
「普通に圧力鍋で調理したら肉って柔らかくなるんだよ」
そういうことみたい。
圧力鍋の調理の特長。
高温で長時間の保温状態を保つ。
これが肉を柔らかくする調理方法そのものなんだな。
肉も柔らかくなって、コラーゲンが溶け出したスープも美味い。
一石二鳥です。
圧力鍋に最も向く料理の一つ、それは肉料理です。
検証結果、
「圧力鍋は肉を柔らかくします」
これは真ですな。