なんちゃって写真講座


その後、先生のこれまでの自慢の写真を見せてもらったのさ。
そして、先生の愛用のニコンの一眼カメラをいじらせてもらいました。
雑誌に載って「なんとか大賞」をもらったっていう写真がステキだったよ。
お孫さんかなぁ?
少年二人が農作業の格好したお爺ちゃんの両手にぶら下ってる写真。
田んぼの前に立つ三人は田植えが終わったばかりなのか、体中泥だらけ。
そして、この三人、満面の笑顔なんだわ。
見てるコッチが笑ってしまうような写真だったよ。
スゲーなぁ、おい。
良い表情を撮るもんだ。


「うーん、酔っ払った。もうね、自分が何言ってるかもヨク分かんなくなってきた。」
「なんちゃって写真講座第一回終了だな。次回もありますのでお楽しみに。」
−あれ?講義は続くの?
「まだ話したいことはタクサンある。今日の話は初歩。超総論。つーか、マダ総論も終わってない。各論だって聞きたいだろ?俺が色々教えてやるよ」
−よろしくどうぞ。
「そう、一つ宿題だ。」
「これから先、一週間、毎日写真を撮ってごらん。一週間毎日だよ。といってもソンナに肩肘張らなくて良い。一日10枚くらいでいいからさ、とにかく毎日撮ってくること。そんで、その写真を俺に見せて。これが次回までの課題だ。『DON'T THINK,FEEL IT』」
−了解。


帰り際、先生は自分が飲んだビール代は自分で払うと主張。
「いやいや、講座を頼んだのは俺だからさ、ここは俺に払わせてよ」と言えば、
「うんにゃ、自分で飲んだモノは自分で払った方が気は楽だ」だって。
ふーん。
先生のそういう所、好きだな。
またヨロシクお願いします。
二人して鼻歌混じりでホロ酔いで帰宅。
てなわけで、先生の言いつけ通り、ここんところ毎日撮ってます。
「第二回なんちゃって写真講座」はサ来週開催予定です。


一時間半程度の講義の中で、
先生は「DON'T THINK,FEEL IT」を10回以上連呼してました。
モウ最後は突っ込むのもメンドーになっちゃって放置しっぱなし。
・・・よっぽど気に入ってんだな。
先生、講座をありがとう。
次回もヨロシクお願いします。